第23回雪のラブレター入賞作品
受賞作品は 雪まつり会場にて
天飛ぶ絵灯篭(スカイランタン)にて発表します
マスクの子 ばかりに向けるインタビュー(尾花沢市:じゅん)
インフルエンザの流行や、厳しい寒さの取材でしょうか。いずれにしても、あまり良い事での取材ではないようです。しかし、風邪でも大雪でも、子供たちは元気にマイクに集まってきます。マスクから漏れる白息まで見えてきます。
万葉に 相聞歌あり 雪催 (村山市:けいこ)
恋心を通わせあう相聞歌は、万葉集のもっとも重要な位置を占めています。膝の上に万葉集を置いて空を仰ぐと、いまにも雪が降り出しそうです。万葉集と雪がとても新鮮な取り合わせです。恋心は古今何ひとつ変わりません。
しろくなる たがいの肩を はらいあう(東根市:みちみち)
雪という言葉が出てきませんが、間違いなく雪を払いあうことでしょう。老若男女、誰もが一度は経験するワンシーンではないでしょうか。こんなチョットしたひとつひとつが二人の間に更に近くしてくれるのかもしれません。
ご応募誠にありがとうございました。
第23回、受賞されました皆様おめでとうございます!
第50回尾花沢雪まつりでは受賞作品のイメージに合わせた絵灯篭も天高く上がります!
2月21日夜はぜひ徳良湖のメイン会場に見に来てください。
第22回雪のラブレター入賞作品
初雪や 初のイヤホン 半分こ (村山市:菊池衣麻)
つきあってまだ間もないのだろう。お互いに大好きな曲を、イヤホンの片方づつを分け合って聴いている。初めてのことだ。暗く重い夜空から初雪がちらほらと降りてくる。二人の背中を押すように・・・
ブランデー いよいよ開けて 冬籠 (尾花沢市:ぷりん)
何かの時に開けようと思っていた取っておきのブランデー。雪深くなってきたこんな時こそ、大好きな人と封を切って楽しく嬉しいひと夜を過ごそう。「ブランデー」にとって決して若いカップルではない大人のふたりと思うのだが・・・
でこぼこの 雪道たどり 初デート (東根市:大山美代子)
雪の日が長くつづくと、除雪も追いつかず、デコボコの道がそちらこちらに生まれる。初デートは彼についてゆくだけなのだが、そのデコボコがなぜか楽しい。二人が春の日差しを浴びる日がきっと来るだろう。
満月と おしゃべりしてる 軒つらら (尾花沢市:しず)
冬も峠を越して少しづつ、明るい日差しの日が増えてきた。軒に下がる太い「つらら」も満月の光がきらきらとどどき、まるで二人で何かぺちゃくちゃと話をしているように見える。やがて月は欠けてゆきつららも姿を消してしまう。「いま」だけの事である。
くちびるの 雪の冷たさ ハートまで (尾花沢市:チャコ)
彼といま、雪を食べる。冷たい。でもその冷たさは彼といるからこそ心の奥にとどく特別の感じがする。時が止まったままでいてほしい・・・